夏場のエネルギーの余裕がない!
足りないかもしれない!
原発事故後、日本のエネルギー、電力不足が日常のテレビに頻繁に流される。
そして、首相が責任を持って・・・再稼動させるというところまで進んでいる。
原発事故前は、国策で電気をより多く使うことを奨励してきた。
「快適な暮らしがエコになる・・・・」。
その源になるのが原発で作るエネルギーであったとは・・・・。
そういうことで一転してエネルギーの余裕の問題が浮上した。

この夏場のエネルギー問題。
ラン栽培では・・・余裕のないタイトロープの栽培が行われて来た。
日本の猛暑の中でのランというのは、エネルギー不足のギリギリの状態で夏を越す。
余裕がない状態だから・・・ちょっとした管理の不味さでガタッと作落ちする!
これで、毎年悩まされ続けてきた。
それで、山上げ、クーラー、ファン・・・・
ありとあらゆることをやってきた。
それでも・・・・。
日本のヒートアイランドと化した都会の中で、秘境に生きるランを愛好栽培すること自体、
ギリギリの余裕のない空間での栽培である。
狭い空間をランの快適な空間すること自体無理である。
隣の敷地から・・・熱風が襲ってくる!
趣味愛好の世界に「適地適産」という言葉が死語なのではない!
一時は夢中になって無理を承知で原種にアレコレ手を出すが・・・・
長い年月栽培すると・・・いつの間にか植物栽培の根本原則である適地適産という法則に支配される!
デモ。
熱狂的なラン愛好家は、アラスカの気温マイナス45℃の場所でカトレアを咲かせる。
こういう熱狂もエネルギーだから・・・
エネルギー問題は奥が深いのである。

これまでのラン栽培は、夏場、エネルギー不足に襲われる。
考えてみればあたりまえのこと。
小さな素焼き鉢に植えて、養分のほとんどない水ゴケで植える。
菌根植物のランを、このように栽培すれば、ランはギリギリの生活しか出来ない。
根を伸ばすにも、葉を伸ばすにも、細胞を増殖しなければならないから、
当然燃やすエネルギー源が必要である。
このエネルギーは光合成で自家生産した澱粉だけ。
夏の夜の高温下での呼吸作用に多くを割かなければならないから、
細胞増殖にまわす余裕はない・・・・。
それが生育不良となってしまう。
つまり・・・現在のラン栽培は・・・・代替エネルギーがないために余裕がない。
それでも、一生懸命、ラン栽培に勤しんでいる時は、
ランも懸命に生きようとして・・・努力に応えてくれる!
植物はウソつかない!
いい言葉である。


しかし、物事には限界というものがある!
ランの光合成の能力を超えた消費になった時、衰弱が激しくなる。
弱った株には病害菌が無造作に侵入し、更に大変な自体になる。
生命を燃やすエネルギー
この余裕がないのが現在のラン栽培法である。

SUGOI-ne。燃える樹皮が原料である。
その植物の全成分が含有する他にセルロース、リグニンが主成分。
燃える!
これをラン菌が分解して糖をランに供給する。
光合成で作る燃料と、ラン菌が作る燃料がある。
この豊富なエネルギーで、ランは無造作に夏場を乗り切る!
夏でも盛んに光合成行なうからW芽が出る。

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kouza 1bbb

余裕がない! 
  
                  
        夏場のエネルギー。
          電力の余裕と・・・
            ランが生きるための余裕・・・。